旅行好き・ホテルステイを楽しむ方にとって、クレジットカードの特典は旅の質を左右する重要な要素です。特に「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード(以下ヒルトンアメックス)」と「マリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(以下マリオットアメックスプレミアム)」は、それぞれ人気の高いホテルグループと提携しており、非常に魅力的な特典を持っています。
ただし、2025年8月にマリオットアメックスプレミアムが大幅改定され、年会費が約1.7倍にアップするなど、状況が大きく変わりました。本記事では、最新情報に基づいて、それぞれのカードの特徴や違いを徹底比較し、あなたにとって最適な1枚を見つけるヒントをお届けします。
⚠️ マリオットアメックスプレミアム2025年8月改定の重要ポイント
2025年8月21日よりマリオットボンヴォイアメックスプレミアムが大幅改定されました。既存会員も2025年10月28日から新仕様に移行しています。
- 年会費:49,500円 → 82,500円(約1.7倍)
- 無料宿泊特典の条件:年間150万円 → 年間250万円(プレミアムは400万円で75,000P相当)
- プラチナエリート獲得条件:年間400万円 → 年間500万円
- 事業用決済がポイント対象外に変更(2025年10月28日以降)
年会費・家族カードを徹底比較|コスト重視派におすすめは?
まずは基本となる年会費から見ていきましょう。2026年2月時点での最新情報です。
| カード名 | 年会費(税込) | 家族カード |
|---|---|---|
| ヒルトンアメックス(一般) | 16,500円 | 1枚無料、2枚目以降6,600円 |
| ヒルトンアメックスプレミアム | 66,000円 | 3枚まで無料、4枚目以降13,200円 |
| マリオットアメックスプレミアム | 82,500円 | 1枚無料、2枚目以降41,250円 |
※マリオットアメックスプレミアムは2025年8月21日以降の新規入会から新年会費が適用されています。
ゴールド・プラチナ・ダイヤの違いは?|ステータス特典を比較
カード保有で得られる上級会員資格は、ホテル滞在の質を大きく左右します。
| カード名 | 付帯ステータス | 昇格条件 | 主な特典 |
|---|---|---|---|
| ヒルトンアメックス | ゴールド | なし | 朝食2名無料、部屋アップグレード、レイトチェックアウト |
| ヒルトンアメックスプレミアム | ゴールド | 年間200万円でダイヤ | ダイヤはラウンジ利用、スイートアップグレード特典あり |
| マリオットアメックスプレミアム | ゴールド | 年間500万円でプラチナ | プラチナで朝食無料、ラウンジ利用可(※改定でゴールドは朝食なし) |
※マリオットのゴールドエリートは2025年改定により朝食特典がなくなりました。朝食特典はプラチナエリート以上が必要です。
無料宿泊特典を比較|年間利用額に応じたお得度とは?
年会費を回収する上で最も重要なのが、この無料宿泊特典です。2026年2月時点の最新条件をご確認ください。
| カード名 | 年間利用条件 | 特典内容 | 対象ホテル数(国内) |
|---|---|---|---|
| ヒルトンアメックス | 年間150万円利用 | 週末1泊(スタンダード) | 約17施設 |
| ヒルトンアメックスプレミアム | 年150万円+年300万円 | 最大2泊(週末のみ) | 約17施設 |
| マリオットアメックスプレミアム | 年間400万円利用 | 最大75,000P相当1泊(平日OK) | 約100施設以上 |
※マリオットは2025年8月改定により、無料宿泊特典の条件が年間150万円から400万円に大幅変更されました。ただし、75,000ポイント相当まで使えるため、高級ホテルにも宿泊可能です。
ポイント還元率とマイル活用|旅行好きにおすすめの使い方
日常決済でどれだけポイントが貯まるか、マイルへの交換レートも重要な比較ポイントです。
ヒルトンアメックス
- 一般カード:通常100円=2P、ヒルトン利用時3P
- プレミアムカード:通常100円=3P、ヒルトン利用時7P
- マイル交換:対応航空会社は限定的で、レートは低め(1P=0.3円程度の価値)
マリオットアメックスプレミアム
- 通常:100円=3P
- マリオット利用時:100円=6P
- マイル交換:60,000P=25,000マイルと高還元。ANA・JAL含む40社以上対応
- ⚠️ 注意:2025年10月28日以降、事業用決済・公共料金・税金のポイント付与率が3分の1に減額
どのカードがおすすめ?|あなたの旅行スタイル別診断
ヒルトンアメックス(一般)がおすすめな人
- 年1〜4回程度ヒルトン系列に宿泊する方
- 年会費16,500円でゴールド会員の朝食無料特典(2名分)を受けたい方
- コストパフォーマンス重視で、年間150万円決済できる方
ヒルトンアメックスプレミアムがおすすめな人
- ヒルトン常連で、年間数回以上宿泊する方
- 年間200万円決済してダイヤモンド会員を狙いたい方
- ラウンジアクセスやスイートアップグレードを重視する方
マリオットアメックスプレミアムがおすすめな人
- 年間400万円以上カード決済できる方(無料宿泊特典を獲得するため)
- 国内外のマリオット系列ホテル(約100施設以上)を幅広く利用したい方
- マイルも積極的に貯めたい方(ANA、JALなど40社以上対応)
- 平日にもホテルを利用する機会が多い方
結論|ヒルトンアメックスとマリオットボンヴォイはどちらが最強?
2025年8月のマリオットアメックス改定により、状況が大きく変わりました。どちらも魅力的な特典がある中で、選び方のポイントは「どのホテルグループをよく使うか」「年間どれくらいカードを使うか」「改定後の条件を満たせるか」です。
【2026年最新版】おすすめの選び方
✅ 年間400万円以上決済できる&マリオット派 → マリオットアメックスプレミアム
利用可能ホテル数・マイル活用の汎用性で優位。ただし、年会費82,500円+無料宿泊特典に年間400万円決済が必要なため、ハードルは高め。
✅ ヒルトン派&コスパ重視 → ヒルトンアメックス(一般)
年会費16,500円でゴールド会員特典(朝食2名無料)が得られ、年間150万円決済で無料宿泊1泊。費用対効果が非常に高い。
✅ ヒルトンヘビーユーザー → ヒルトンアメックスプレミアム
年間200万円決済でダイヤモンド会員に。ラウンジやスイートアップグレードを狙う本格派向け。
筆者の見解
マリオットアメックスプレミアムは2025年8月の改定により、年会費が約1.7倍、無料宿泊特典の条件も年間400万円と大幅にハードルが上がりました。従来は年間150万円で年会費をペイできたため「旅行好きなら持つべきカード」でしたが、現在は年間400万円以上決済できる方や、マリオット系列ホテルを頻繁に利用する方に限定されるカードとなっています。
一方、ヒルトンアメックス(一般)は年会費16,500円で朝食2名無料のゴールド会員特典が得られ、年2〜3回の宿泊で元が取れます。年間150万円決済で無料宿泊1泊も獲得でき、コストパフォーマンスは抜群です。「年に数回だけの旅行でコストを抑えたい」という方には、ヒルトンアメックス(一般)が最もおすすめです。
マリオットアメックスプレミアムは、年間400万円以上のカード決済が可能で、マリオット系列を頻繁に利用する方であれば、依然として魅力的な選択肢です。しかし、一般的な旅行者にとっては、ヒルトンアメックスの方が費用対効果が高いと言えるでしょう。
旅のスタイルに合わせて、最適なカード選びを!